こんにちは!株式会社ESCCAのインターン生・ねんねんです。
起業って、憧れる方が多いのではと思いますが、実際やろうとすると、相当難しそうですよね…。
私も、漠然と「いつか起業出来たらな」と思っていますが、アイデア不足でなかなか動き出せていません。
けれど、ぼんやり憧れを抱いているだけだと、何も進まずに終わってしまいます。
憧れに留めておかず、一歩前に踏み出してみよう!ということで、今日から皆さんに、私がインターン期間中に「起業」について学んだことをシェアしていこうと思います!よろしくお願いいたします。
さて、今回は起業をする上での第一歩、「アイデア」について見ていきましょう!
起業アイデアというのは、一朝一夕では見つけられないもの。
長い時間をかけて考えなければ浮かばないもの。
ついそう思いがちではないでしょうか。
けれど、難しく考えすぎては、出てくるアイデアも出にくくなるのだそう。まずは一回、肩の力を抜いてみることが大切かもしれません。
実は、起業のヒントというのは意外と身近に潜んでいるそうなのです。今回は、そんな身近に潜んだ起業アイデアを探し出す方法を4つお伝えします!
まず一つ目は、「自分が欲しいと思ったこと・不便だと思ったことに目を向ける」ことです。
普段生活しているなかで、「こんなのあったらいいなあ」、「このサービス/商品はここが不便だな」と感じることはありませんか?実は、そこに起業の可能性が潜んでいるそうなのです!
具体例 <校舎の宿>さんさん館
宮城県南三陸町にあるこちらの宿泊施設は、なんと昭和初期の小学校をリノベーションした宿!
ここの女将さんは、息子さんのアレルギーに対応するため、様々な料理に挑戦してきたといいます。
その結果、ビーガン食やイスラム教のハラル食もつくれるようになったのだそう。
都心でも、ビーガンやハラルに対応できるお店はごく僅か。
一方で地方の小さな町で、こんなに配慮の行き届いたところがある、というのは驚きですよね。
「息子のアレルギーをどうにかしたい」、このモヤモヤ感が、「外食の選択肢に悩む人々のニーズに対応する」今の形へとつながっていったのだとわかります。
実は、自分の好きなことや得意なことからでも、ユニークな起業アイデアは生み出せるものです。
「でも、大した趣味や特技じゃないしなあ…」と思うかもしれません。
しかし、ふだん自分が当たり前に使っている技術や、蓄えている知識などが、ほかの人の目からはとても特別なものに映ることだってあるのです!
例えば、料理が得意なら料理教室を、ファッションやコーディネートが好きなら、洋服のサブスクサービスをはじめられます。
もちろん、「好き」という気持ちだけで事業を継続していくのは難しいのですが、あなたの「好き」はすなわち、あなたの強みです。
起業のアイデアを考える際は、ぜひその強みを生かしていきましょう!
「自分」からは起業のヒントが見つからない!
そう思ったときは、視野を広げてまわりを見てみるのも一つの方法です。
普段からニュースをチェックしたり、様々な人に話を聞いてみたり、本の力を借りてみましょう。
そうすることで、まわりの人や世間がどんなことに困っているかがわかり、
「じゃあその困りごとをどう解決していけるか」を考えることで、起業アイデアへとつながります。
一つだけでは平凡に見えるアイデアでも、
複数の要素を組み合わせることで、今までになかった独特な起業アイデアを生み出せる可能性があります。
例えば、「カフェ」を開業したいと思っても、カフェ自体は無数にあります。
それらと差別化を図らなければ、開業してもお客さんにはなかなか気付いてもらえません。
しかし、「猫×カフェ」でしたらかなり競合は減ってきますし、
「猫×カフェ×古民家」となれば、日本でも数軒しかない、とてもユニークな起業アイデアになります。
このように複数の要素を掛け合わせることで、より競合相手も少なく、独創的なビジネスが生み出せるのです。
具体例 Enrich Laundry Salon (コインランドリー×カフェ×居場所)
仙台市にあるこちらのランドリーは、洗濯を待っている時間にカフェで食事をとったり、読書したり、会話を楽しんだりできるユニークな場所。
コインランドリーと聞くと、無味乾燥な待ち時間を想像される方も多いと思いますが、こちらのランドリー併設カフェは、その「待ち時間」を見事に「息抜きの時間」へと変えていき、コインランドリーのイメージをひっくり返したことで話題に!
さて、起業のヒントをシェアし尽くしたところで…
実際に私も複数の要素を組み合わせたアイデアを考えてみました。
ずばり!「異文化×食材ロス×レストラン」です。
私の出身国である台湾の家庭料理には、さつまいもの葉っぱ炒めというものがあります。けれど日本には、そもそもさつまいもの葉っぱを食べる習慣はないですよね。需要のない葉っぱは、もしかしたら処分されているのかもしれない…
そう考えた時、もしかしたら世の中には多くのものが、「本当は食べられるのに、食べる習慣がないから捨てられている」状況下にあるのではと思いました。一方で、その「捨てられた部分」を食料として当たり前に利用している国も当然、あるわけです。
ならば、日本では本来捨てられるはずだった食材の部分で、「異文化レストラン」を、当の日本で開くのはどうか、と考えました。
食材ロスの防止につながりますし、日本の方々にも「本当はこの食材、使えるんだ!」と知ってもらうことができそうですよね。
そしてなにより、毎年増え続けている在日外国人の、「故郷の料理が食べたい」というニーズ、「けれどどこにも売っていない…」という悩みに応えることができます。
我ながら面白そうなアイデアで、実現できるかもと思うとワクワクします!
いかがでしたでしょうか?
起業のヒントは、意外と身近にぽつぽつと存在しているものだったとは驚きですよね!
どれも今日からすぐに出来そうなものですので、ぜひ一緒にアンテナをひろく張って、起業のアイデアをつかんでいきましょう!
台湾出身。大学在学中に南三陸町を訪れ、「こんなに台湾に友好的な場所があるんだ!」と感動し再訪を決意。現在は日本の大学院に在籍しながら、株式会社ESCCAのインターン生として南三陸町に滞在中。
いつか起業したいと思いつつも、なかなか行動に起こせないのが悩み。